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ロボットや電気刺激を用いたリハビリテーション

当院では、常に患者さまに対し医学的根拠に基づいた最新のリハビリテーションを提供できるように心がけています。
最新リハビリテーションのひとつとして、ロボットや電気刺激等の物理的刺激を用いたリハビリテーションを積極的に行っています。
ロボットや電気刺激等の使用により、従来よりも運動量を増加させることができるため、治療の効率性が上がり、リハビリテーション実施期間、および入院日数の短縮が期待できます。
当院にて使用しているロボットや電気刺激等の機器は全部で6種類あり、患者さまの症状や回復段階に合わせて選定し、使用します。



【上肢訓練用ロボット】

ロボット1

コンピュータ技術とロボット工学を応用した、上肢用ロボット型運動訓練装置です。患者さまの上肢機能に応じた難易度で練習ができます。ゲーム感覚で動作の反復を促し、訓練量を確保できます。ロボットを利用することで、リハビリテーションの時間外でも自主的に行うことができ、上肢機能を効率的に改善することができます。


【下肢訓練用ロボット】

ロボット2

トヨタ自動車(株)が、脳卒中などによる下肢麻痺のリハビリテーション支援を目的に制作したロボットです。立つことが難しい患者さまでも、ロボットの適切なアシストにより、早期から自然な歩き方で、安全に多数の歩行練習が可能です。


【神経筋電気刺激装置】

ロボット3

麻痺の重度な方から軽度な方まで幅広く使える機器です。まだ自分で動かすことができない筋肉に電気を流して動かしたり、麻痺していない手の筋収縮を機器が感知して、麻痺している手の筋を収縮させて、両手で同じ動きができるよう支援します。麻痺が改善し動かせるようになったら、ご自身の動かすタイミングで足りない力を補うような電気を流し、手で物を持ったり操作したりする練習が行えるようにします。


ロボット4

スマートウォッチのようなスタイリッシュな機器です。軽量小型であるため、どんな活動をするときでも邪魔にならず、リハビリテーションの時間以外にも装着して過ごしていただくことができます。自分が動かしたいタイミングで機器が足りない動きを補ってくるので、日常生活でできなかった動作も行え、その繰り返しで麻痺の改善を図ることができます。


ロボット5

小型の低周波治療器です。使用用途として、電気刺激による筋力増強効果、麻痺した筋肉への電気刺激による麻痺の改善や感覚の再教育、筋肉のこわばりの軽減、痛みの緩和など使い方によって様々な効果が発揮できます。また、周波数や強度を細かく調整できるため、より個別性の高い設定が可能です。


ロボット6

脳卒中による下肢の麻痺の影響で、持ち上げることが難しくなったつま先を電気刺激で補助し、歩く際のつま先の引っかかりを解消する機器です。「脳卒中ガイドライン2021」において推奨されている治療法です。



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