メディカルケアネット西宮in瓦木圏域 第28回西宮の医療と介護の連携を考える事例検討会・意見交換会
テーマ:SDGsすべての人に健康と福祉を【持続可能なサービス提供を目指して】
「コロナでも災害でも対応できる在宅療養の備えと連携を考えよう!」
持続可能なサービス提供を目指して、「コロナ対応による自宅療養中で背景の異なる2つの架空ケースが、自宅で被災した際に、必要なサービスをどのように提供するのか?」について、多職種で話し合いました。
グループワーク1回目では、それぞれのケースがどのような状況や状態に陥る可能性があるのか、「利用者さんの立場で想像する」ことから始めました。その上で、グループワーク2回目では、「職種職域を越えてやっていくこと」について話し合いました。
グループワークでは、
- すべての職種が何をしているのか普段からの情報共有が大事。
- サービス担当者会議などで処方している薬局の薬剤師に出席してもらうなど、普段から事例に関われる人を増やしておく。
- 災害時の食料で、嚥下障害がある方の食料確保が困難なこともある。その方に合わせた備蓄品を準備する必要がある。
- ケアプランなどの計画書に「災害時はどうするか?」を入れておき、フローチャートみたいなものも作っておく。職種を超えて駆けつけた人ができることをする。医療行為はできないが、例えばAEDなどは使えるようにしておくことやAEDのある場所を把握しておく。
等々、ほかにも盛りだくさんの案が出ました。「もし支援困難な場面に遭遇しても、こうして多職種で知恵を出し合いながら乗り越えて行ける!」と、頼もしく思えました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。