2021年10月19日「ときどき入院ほぼ在宅~入退院支援を考える~」開催しました
高齢者の方は、入院を繰り返して居場所が変わるたびに、状態が悪化する場合があります(リロケーションダメージ)。そこで、悪化を防ぎながら住み慣れた地域で最期まで暮らすたには、どのような入退院支援が必要なのか。みんなで考え実践していく場を作りました。題して「ときどき入院ほぼ在宅〜入退院支援を考える〜」。2021年10月19日(火)14時〜15時30分に開催した第1回の内容についてご紹介します。
第1回「ときどき入院ほぼ在宅~入退院支援を考える~」
テーマ「ときどき入院ほぼ在宅を実現するために私たちはどう連携していくのか」
1.事例紹介
中央圏域の2病院から「入退院を繰り返している事例」を紹介していただきました。
- 事例1│内服や食事の管理が困難なため腎臓病が悪化し入退院を繰り返されるケース
事例提供:兵庫県立西宮病院 地域医療連携センター
- 事例2│かなり状態が悪化してから受診するため入院を繰り返されるケース
事例提供:西宮渡辺心臓脳・血管センター 地域医療連携室
2.グループワーク
再入院を予防するために、病院と在宅の支援者で何ができるのかを話合いました。
病院の医師・看護師・相談員、在宅生活を支援するケアマネジャー・看護師・介護福祉士が参加されました。グループワークでは、「病院・在宅それぞれの役割を活かして、病状に合わせた暮らしができるようにしたい」など、それぞれに気づきがあったようでした。
また「普段はなかなかお互いの本音を聞くことができないので、病院が地域にとって有意義な社会資源になるためにも地域で支援している方の意見を聞くことは貴重だ」とのコメントを頂きました。
皆さんの感想から、今後も事例を共有しながら話し合っていくことの大切さを感じました。そうすることで、更に相互理解が深まり、具体的な役割分担と連携ができるようになると思います。
病気があってもできるだけご自宅で生活できる西宮市を目指して、今後も継続して開催していきたいと思います。
第2回のご案内
- 2021年12月20日(月)14時~15時30分 オンライン
- 事例提供 瓦木圏域から2病院:西宮市立中央病院、西宮協立脳神経外科病院