8月23日「ともに学ぶ勉強会」~みやっこケアノートを通して~ 開催
「意思決定を支える」情報共有・連携について”ともに学び”ました!
みやっこケアノート部会では、ノートのブラッシュアップや本人中心とした医療介護連携が図れるような研修・企画を毎月話し合っています。
今回は、「医療の選択の場面は、ご本人・ご家族さんだけでなく、支援者もどうすれば良いか悩むことが多いね」という話から「意思決定支援」をテーマに企画しました。
その結果、盛りだくさんの内容となりました。
「疾患の理解」 川崎医院 川崎先生のお話からは、QOLの向上としての治療をどのように伝えれば良いのかを、具体的に教えていただき大変参考になりました。
「意思決定を支える資源」健康増進課 稲田保健師からは、ALSの方が重度訪問介護利用中に入院した場合、医療従事者への代弁を引き続きヘルパーが行える制度などを教えていただき、知識の更新ができました。
他に、支援者の提案が却って負担になる場合があることにも気づかせていただきました。
「医療的ケア」ヘルパーステーション紫苑 杉本介護福祉士からは、特に複雑な吸引・注入についての制度を注意事項も含めて分かりやすく説明していただきました。
グループワークでは、模擬事例をもとに多職種で話し合いました。
テーマ【本人の望む暮らしに向けて医療行為は「決められない」と揺れる本人の意思決定を支える】
グループ発表では、持続点滴や酸素、そして気管切開と、徐々に医療度合いが増えながらも、大切にされている交友関係や趣味・信仰が継続されるような提案があり印象的でした。
医療を選択した・選択しなかった自分の生活が、これからどうなるのかがイメージでき、かつそれが自分らしい暮らしであるならば、ご本人・ご家族の医療の選択やその幅も広がるのではないかなと感じました。
台風接近!にもかかわらず、定員を超えるご参加をいただき、ありがとうございました。
今年度は、市民を交えた研修も含めて年3回の開催を予定しております。
次回もよろしくお願いします。