「第4回 西宮の医療介護を考える会」を開催しました!
「西宮の医療介護を考える会」は2部構成。第1部は医療にかかわる内容、第2部は介護・福祉にかかわる内容です。テーマは世話人会で話し合っています。自身の専門性を深めることができ、さらに医療職は介護・福祉の知識を、介護・福祉職は医療の知識を得ることで日頃の業務に役立つようなテーマを設定しています。
◎第1部│医療テーマ
「心臓病患者さんの在宅医療~ケアにつながる豆知識~」
おおやぶ内科・循環器科内科 院長 大藪 丈太先生
私たちケアマネジャーや介護・福祉職がかかわる高齢者には、高血圧など何らかの循環器疾患を持つ方が多くおられます。“循環器”と聞くと、「……医療に任せよう」「持病だから……」などと思いこみ、何か大事なポイントを見過ごしていないか。日頃のかかわりの中で私たちにできることはないか。改めて考える機会となるようなテーマにしました。
実際に大藪先生のお話をお聞きするなかで「生活の中でどのような点を観察し留意すればよいか」を知ることができ、たいへん参考になりました。
◎第2部│介護・福祉テーマ
「本物の自立支援と地域包括ケア」
医療法人オーロラ会 代表取締役 森 剛士氏
自立支援と地域包括ケアシステム実現に向けて、どのように取り組み・どのように利用者とかかわればよいか、実践面から教えていただきたいという思いからテーマ設定をしました。
講座では、親族の介護経験から医師としてリハビリの分野にかかわるようになった、というご自身の経験をお話してくださいました。「ご本人の生活・人生目標を目指すことが回復につながる」、そのために介護職が力を発揮することの効果を、さまざまな症例の映像を使い解説してくださいました。
解説をお聞きした上で「支援者側でご本人の能力を安易に判断し目標を低く設定してはいないか」、今一度ふり返ってみたいと思いました。
懇親会では、皆さん活発に交流されて賑やかでした。
講師や参加してくださった皆さま、ありがとうございました。
次回は11月29日開催の予定です。