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活動報告・お知らせ

「ともに学ぶ勉強会~みやっこケアノートを通して~」を開催いたしました。

今年度、「みやっこケアノート」に

 

(1)災害準備シート

(2)救急準備シート

 

を追加しました。このシートを広く知っていただくために、2019年7月25日に研修会を企画し、医療・介護に携わる45名が参加しました。当日の研修内容をご紹介します。

 

 

 

講義「もしものときの救急車~いざというときに慌てないために~」

講師:西宮市救急課 西宮市消防局消防司令補 辻本直也氏

 

高齢者福祉施設向けの救急ガイドブックを使用して、救急要請のポイントをお話しいただきました。2019年度の西宮市の救急要請は、特に高齢者の要請が増えています。高齢の方は、ちょっとした病気やケガなどが重症化することがあるからだと思います。

 

施設では、医師がいても救命に使用する器具がないなどの関係で救急車を呼ぶかどうか悩むそうです。その判断を現場でするのは、難しいだろうと思います。施設で、このような悩みがあることを初めて知りました。

 

 

 

グループワーク「1人暮らしの高齢者が倒れていたら」

 

1)自職種としてどんな対応ができるのか、話し合いました

 

・その時の状態を観察する ・鍵がない場合は、管理組合に連絡するか隣のベランダから入室させてもらう ・安全な場所に移動する ・本人や家族の意向を確認する ・救急車を呼ぶ、などの意見が出ました。

 

2)冷静に利用者の意思に沿った対応ができるためには、普段から何をしておけば良いかを話し合いました。

 

・救急時の連絡体制を作る ・多職種で情報を共有する ・日頃の状態を知っておく ・緊急時の蘇生に関して本人や家族と話し合っておく ・緊急時の動き方を学習しておく ・キーボックスの存在や使用方法を各職種で共有しておく、などの意見が出ました。

 

まずは、情報共有が第一段階だと私は思いました。そのためには、各職種が記録を残し、また他職種の記録を読んで自分が知らない情報を知ることが大事だと思います。そうすれば、その方が正常な状態なのか、異常な状態なのか分かりやすくなるのではないでしょうか。

 

「みやっこケアノート」の記録を活用して、多職種で情報を共有し活動すれば、高齢者の方々が、地域で安心して暮らしていけるお手伝いが、できるのではないかと思いました。

 

 

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