6月14日「医療介護事業所のバリアフリー」開催しました
2019年6月14日、「西宮市内の医療介護事業所が出会う・知り合う・発信する」をテーマにしたイベントを開催しました。タイトルは「第1回・医療介護事業所のバリアフリー~出逢う 知り合う 発信する~」。主催は、西宮市内に設置されている5ヶ所の在宅療養相談支援センターです。
市内には、把握できない程多数の医療・介護・障害・福祉関連の機関や事業所があります。そこで、市内の機関・事業所が一堂に介し、直接に顔を合わせて、知り合い学び合う場を企画しました。
【知り合う場】
写真左では、「口頭でのプレゼンテーション」を行っています。こちらの事業所は、院長先生にそっくりな紙人形を作って、診療所や併設の介護事業所の特徴を楽しく伝えてくださいました。合計29の病院・診療所・介護や障害の事業所紹介がありました。
写真右は、「展示ブースでのプレゼンテーション」の様子です。様々な工夫を凝らした各ブースでは、来場される方との会話もはずみ、大賑わいでした。合計69の病院・診療所・介護や障害の事業所・行政がブースを出されました。
【学び合う場】テーマ:自分らしく”生きる”ための連携・協働
講義テーマ「多職種でつなごう”食べる”可能性」
訪問看護ステーションたべる管理者 摂食嚥下障害認定看護師 竹市美加
たべられるような包括的ケア、つまり多職種連携&協同が必要であることを伝えてくださいました。会場全体が講義に集中して静まり返った程、私たちのこころに響きました。
実践テーマ「「食べる力」を伸ばす取組み~えん~下体操編」
すこやかケア西宮 介護福祉士 松田寛弥
日頃デイケアで実践されている嚥下体操を参加者の皆さんと一緒に行ってくださいました。段階を追いながら丁寧にたべるための身体と気持ちを作って行くプロセスを体感できました。
座談会テーマ「自分らしく「生きる」ための連携・協働」
パネリスト 写真右から、
- 関西ろうさい病院 神経内科・リハビリテーション科 部長 野﨑園子
- おかむらクリニック 院長 岡村新一
- 訪問看護ステーションたべる 管理者 竹市美加
- 居宅介護支援事業所ライツ 介護支援専門員 魚井久美子
- マザーケアヘルパーステーション 管理者 介護福祉士 藤田裕子
- コメンテーター:関西ろうさい病院 リハビリテーション科 西口真意子
- 座長:西宮市瓦木在宅療養相談支援センター 松平康子
「たべる」ことを支える専門職が、日頃どのように実践し、思い考えているのかをシェアしました。それぞれの困り事に対して意見交換を行う中で、「生活やその人らしさが分かるエピソードを添えて情報提供する」「医師には遠慮せずにどんどん聞いてみる」「本人・家族の歴史や価値観を聴いて大切にする」など連携・協働のポイントも見えてきました。
第1回の来場者は、PRしてくださった方を含め264名でした。
忙しい業務の間をぬって大勢の方にご参加いただき、ありがとうございました。
心から感謝しております。
次回 第2回の開催予定は
来年の第2回の予定もすでに決定しております。
2020年6月12日金曜午後 フレンテ西宮5階 フレンテホール
次回もお楽しみに!