調理師メニュー│韓国料理
皆さまこんにちは。西宮協立リハビリテーション病院 栄養科です。
今回は9月11日に実施した調理師メニューの日についての報告です。
◎調理師メニューの日とは
日頃提供している病院の食事は、「栄養士(献立を考える人)+ 調理師(献立を料理にする人)」のコラボレーションから生まれます。この「調理師メニューの日」は、栄養士でなく調理師さん考案のメニューが料理となり提供されるというイベントです。もちろん、食事制限のある患者さんもいらっしゃいますから、栄養士によるチェックはきっちり行われます。
今回の調理師メニューを担当したのは、土用の丑の日を担当した調理師Iさん。韓国料理をテーマにしたメニューとなりました。
<お品書き>
- 鶏肉の甘辛揚げ
- 三色野菜ナムル
- 韓国風大根の炒め物
鶏肉の甘辛揚げにかかったソースは、ケチャップにコチジャンを加えてピリッとした後味が残るようになっています。召し上がった方から「ケチャップだけではない、あとを引くこの味はなあに?」と質問をいただきました。
三色ナムルは具材の野菜を混ぜ合わせてしまわず、にんじん、もやし、ほうれん草のそれぞれに味付けをし、三色盛りにしてくれました。いつもとは違う盛りつけは見た目もキレイでおいしそうです。
そして、韓国風大根の炒め物はゴマとゴマ油をしっかりきかせて炒めることで風味豊かな仕上がりとなりました。
今回もいずれをとっても、いつもの献立にはないおいしさでした。そのためでしょうか、配膳後にお手紙が届きました。
韓国料理 私にはめずらしく、おいしくいただきました。少し甘辛揚げが固かったかな。大根のいため物は絶品でした。又、お願いします。
「おいしかったよ」というお声もたくさんいただきました。その中のお一人は、韓国料理というものが珍しかったので、携帯電話で撮った写真をその日のうちにお友達へメール。「こんな料理がでたのよ」とお伝えになったそうです。また、この方は当院に来られる前は食欲がなかったけれど、「最近になって少しずつおいしいとか、おいしくないという感情がわくようにり、食事が楽しみになりました」おっしゃっていたとも聞きました。
当院に入院される皆さまの楽しみになる食事提供に努めていきたいと、改めて考えた日でもありました。
それでは次回まで。