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血圧とは?〜バイタルサイン〜

「歳とともに血圧があがってきた」

 

そのような方も多いのではないでしょうか。血圧とは心臓から全身に送り出される血液が血管の壁を押す力のこと心臓が筋肉をギュッとしぼめた時を上の血圧(収縮期血圧・最高血圧)、逆に筋肉が最もゆるんだ時を下の血圧(拡張期血圧・最低血圧)といいます。バイタルサインのひとつである「血圧」に関連し、すこし詳しくご紹介します。

 

 

 

血圧を測ることで何がわかる?

血圧を測ることで、心臓から出た血液がどれだけの力で血管の壁を押しているかがわかります。この壁を押す力が強いと、年齢と共に硬くなっている血管の壁を傷つけてしまう恐れがあります。その傷は脳卒中や心臓病の引き金ともなりやすいので、高血圧には特に注意が必要です。

 

 

 

高血圧ってどれくらい?

日本高血圧学会では、正常血圧は上の血圧が120mmHg、下の血圧が80mmHg未満と規定しています。細かい分類はいくつかあるのですが、一般的には上の血圧が140mmHg以上、下の血圧が90mmHg以上の場合が高血圧状態といわれています。

 

※mmHg(ミリメートルエイチジー)は血圧の単位です

 

 

 

ポイント

血圧が高いと言っても、運動直後や受診の時に測る場合は高くなることが多いです。「血圧が高いかも……」と思って測ると高い時もあります。普段から測っていると「いつもの血圧の上がり方と違う」と気が付くことがあります。病気の早期発見のためにも普段から血圧を測ることを心がけましょう。

 

 

( 2019.11発行│広報誌「甲友会ナウ」vol.47より)

 

 

 

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