デイケアのリハビリテーション会議とは
デイケア(通所リハビリテーション)では、利用者さまの心身機能や生活の状況を把握し、効果的でバランスのとれたリハビリテーションを提供するリハビリテーションマネジメント(参照記事:デイケアのリハビリテーションマネジメントとは)を行っています。リハビリテーションマネジメントには、次の3つが含まれます。
- リハビリテーション計画の作成
- セラピスト(療法士)による自宅訪問
- 多職種が参加するリハビリテーション会議
今回は、この中からリハビリテーション会議についてご紹介します。
リハビリテーション会議への参加者
会議へ参加するのは、利用者さまとご家族、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護福祉士、ケアマネジャー(介護支援専門員)、福祉用具専門相談員、デイサービスやヘルパー等のサービス事業所の担当者。多職種による多角的視点から支援方針を決めていきます。
リハビリテーション会議の対象者
要介護の方で、リハビリテーションマネジメント加算Ⅱ、ⅢもしくはⅣを算定している方が対象となります。
実施期間と回数について
デイケアの利用開始から6ヶ月間は1ヶ月に1回、リハビリテーション会議を実施します。6ヶ月以降は3ヶ月に1回のペースで行います。
どんな話をする?
さまざまな職種の視点から、利用者さまの心身機能を評価した結果を共有。達成したい目標の設定や、リハビリの進捗状況について確認を行います。
また、日常生活で困っている課題の解決に向けた話し合いも行います。リハビリテーション会議には多職種の参加があることから、複数の視点による支援方針の検討が可能です。
その他、会議にはデイケアの医師が参加していますので、薬や病気のことなど、利用者さまやご家族が不安に思われていることを、より詳しく聞くことができる機会にもなっています。
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