バイタルサインって何ですか?
「バイタルどうだった?」
看護師さんやお医者さんの会話の中で、こういった言葉を聞いたことはありませんか? 医療用語として医療者が日常的に使っている言葉でも、患者・利用者さまにとっては分かりにくい言葉が多くあります。その中から「バイタルサイン」の意味についてご紹介します。
「バイタルとって!」ってどういう意味?
バイタルは「バイタルサイン」の略称です。バイタルサインは英語で「vital signs」。日本語で「生命兆候」と訳されます。
では、生命兆候って何でしょう?
生命兆候とは、人間が「生きている」 ことを示す指標のことです。「脈拍」「血圧」「呼吸」「体温」の4つを指標とし、数値を測定することでその日の健康状態を知ることができます。そして、数値の経過をみることで、体がどのような状態か、医療者は判断することが可能となるのです。
たとえば、「バイタルとって!」と看護師さん同士が話しているときは、この「4つの指標を測定する」という意味になります。
ポイント
普段から体温計や血圧計を使って測定結果を記録しておくと、自分の平均的な体温や血圧を知ることができます。また、普段の状態を知っておくことで、自分の体の変化に気づきやすくなります。
( 2019.08発行│広報誌「甲友会ナウ」vol.46より)