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第16回キッズトライアル西宮協立 レポート!

「病院はこわい」「何をしているのか分からない」「行きたくない」……と感じるのは、子どもだけではありません。多くの大人も同じ気もちを持っているのではないでしょうか。でも、私たち医療従事者は知っています。病院はこわくない!

 

 

 

子どもたちに“リアルな医療体験”を

そこから、子どもたちにリアルな病院のお仕事体験をしてもらい、病院は決してこわくないということを体感してほしい、病院が楽しく好きになってほしい…! という野望を抱くに至りました。

 

この野望を胸に、半年に一度、外科部長 金宮医師監督のもと西宮協立脳神経外科病院のスタッフで構成されたボランティアチームによる“リアルな医療体験”を開催しています。

 

地域貢献のひとつとして、またスタッフにとっては働きがいのある楽しい職場作りにつながるものとして……それがキッズトライアル西宮協立です!

 

 

2011年の第1回から、

 

  • 子どもたちにリアルな医療体験を!
  • 子どもたちだけでなく、見ている親御さんたちも興奮できる内容を!

 

と目標を掲げ、毎回改良を重ねつつ2019年7月28日(日)には第16回を開催いたしました。

 

 

 

第16回キッズトライアル西宮協立 開催しました!

キッズトライアル西宮協立は医療体験型学習。主な対象は小学生です。

 

第16回の参加キッズは元気いっぱいの計24名。高学年7名の「手術グループ」、低学年以下17名の「パラメディアラカルトグループ」に分かれて体験をしていただき、約30名のスタッフで対応いたしました。当日の様子をすこしだけご紹介します。

 

 

低学年は……

救急車に乗ったり、

 

 

消毒・止血・模擬注射等の処置体験をしたり、

 

 

レントゲン装置にふれたり、レントゲン画像を見たり。それぞれ専門職の説明を聞きながら体験していきます。

 

 

その他にも、お菓子を使った模擬調剤(毎回大人気)、

 

 

心電図や心エコー装置で実際に動く心臓を見たりと、

ホンモノの医療機器を使ったさまざまな医療を体験しました。

 

 

 

高学年は手術室に入ります。

まずは術着に着替え、手洗いからガウンテクニック。

 

初めて着る術着にキッズたちは緊張の面持ち。ふだんとは違う手洗いにも真剣な表情です。準備ができたらいよいよ手術室へ!

 

 

マイクロサージャリーを用いた細かな処置の体験や、

 

 

ビーズや輪ゴムを用いて腹腔鏡(ふくくうきょう)を体験。モニターを見ながらの細かな作業はなかなかタイヘンです。けれど皆さん覚えが早く、楽しみながら器用に操作できていました。

 

 

その他にも、

豚肉を用いた縫合(ほうごう)等のバーチャル手術を体験しました。使用するのは実際の手術でも使用するメスや縫合糸、手術用のハサミです。

 

ふだんあまり見ることのない機器も体験したキッズからは、「患者さんを治す工夫をしていることに関心した」「将来、医者になりたくなった」などの声がありました。

 

 

 

第16回キッズトライアルを終えて……

体験後のアンケートを見ますと、キッズからは「しらなかったことがいっぱいしれてよかったです」「ここのびょういんではたらきたいです」等うれしいコメントが見られました。また、保護者の皆さんへのアンケートにも「先生方、スタッフの方々の熱意に感動しました」「保護者にも実際の話などをしていただき、子どもと一緒に楽しみながら学べました」「私が子どものころにも、このようなキッズトライアルがあれば……」等、スタッフにとっても今後の励みとなるコメントを頂きました。

 

今後も「期待以上のトライアル」を目指していこうと、スタッフ一同思っています!

 

 

 

《番外編》ラジオ番組でお話しました

 

ラジオ大阪(AM1314・FM91.9)局『桑原あずさのas life(アズライフ)』でキッズトライアル西宮協立についてお話をしてきました。

 

放送内容は以下のプレーヤーからお聞きいただけます。

 

 
「桑原あずさのas life(アズライフ)」番組内の”ワンポイントホスピタル”第41回(2019年1月5日放送)
西宮協立脳神経外科病院 臨床検査技師 係長 佐藤幾生

 

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