調理師メニューにイタリアン?!
皆さんこんにちは。西宮協立リハビリテーション病院 栄養科です。
今回は3月19日に実施した調理師メニューの日についての報告です。
◎調理師メニューの日とは
日頃提供している病院の食事は、「栄養士(献立を考える人)+ 調理師(献立を料理にする人)」のコラボレーションから生まれます。この「調理師メニューの日」は、栄養士でなく調理師さん考案のメニューが料理となり提供されるというイベントです。もちろん、食事制限のある患者さんもいらっしゃいますから、栄養士によるチェックはきっちり行われます。
今年最初の調理師メニューを担当したのは調理師Kさんでした。
< お品書き >
- めばるのアクアパッツア
- マカロニとじゃがいものスープ煮
- 大根と水菜のイタリアンサラダ
昨年最後の調理師メニューを実施した時に担当だった調理師Hさんに届いた手紙をみて刺激を受けた様子で、献立を考えるのにいつもよりも力が入っていました。
めばるのアクアパッツアでは普段の献立で使うことがないオリーブやケッパー、白ワインを使い、Kさん自らがお店に仕入れに行っていました。また、旨味を出すためにプチトマトを使っているのですが、1つずつオーブンの鉄板にきれいに並べて焼いている様子には、思わず本格的……! と脱帽。
食べた時には口の中にほわ~っと野菜の旨味と白ワインの風味が広がりました。
イタリアンサラダはオリーブオイルとレモン果汁、黒粒こしょう、そしてアクセントに粉チーズを使い味付けをしました。水菜と大根、生野菜の心地よい歯ごたえのある食感が加わり、おいしさが増していました。
配膳後、Kさんにお手紙が届きました。
「こんにちはKさん」と書いてあるカードに向って、Kさんもこんにちはと挨拶を返してにっこり。カードのコピーをお渡しすると、ありがとうございます! と照れ笑いのKさんでした。
調理師さん独自の素敵な発想で作られる調理師メニュー。いつもの献立とは違ったおいしさで、患者さんにとっても、たのしみのひとつになっているようでした。
それでは次回まで。