秋の調理師メニューの日
皆さんこんにちは。西宮協立リハビリテーション病院 栄養科です。
今回は9月8日(金)に実施した秋の調理師メニューの日についての報告です。
◎調理師メニューの日とは
日頃提供している病院の食事は、「栄養士(献立を考える人)+ 調理師(献立を料理にする人)」のコラボレーションから生まれます。この「調理師メニューの日」は、栄養士でなく調理師さん考案のメニューが料理となり患者さんのお口に届く、というイベントです。もちろん、食事制限のある患者さんもいらっしゃいますから、栄養士によるチェックはきっちり行われます。
今回のメニューはコチラ。
< お品書き >
- ねぎ塩豚どんぶり
- 大根と大葉のごまドレッシング和え
- 焼き里芋のわさびマヨがらめ
今回の担当の調理師は3月に登場したKさんです。
今回はメインとしてどんぶり物に挑戦しましたが、実はKさんがこだわったのは里芋を焼いて焦げ目をつけたものをわさびマヨネーズでからめた、「焼き里芋のわさびマヨがらめ」でした。
写真では分かりにくいのですが、いかがでしょうか?
ポイントは焦げ目です。
管理栄養士が作成したメニューだと、焦げ目は付けず、単にわさびマヨネーズとからめてお出ししてしまうところです。ちょっとのことですが、この「焦げ目を付けてというひと手間」が見た目やおいしさに大きく作用し、料理の出来上がりを引き上げてくれます。
調理師メニューの時、調理師の皆さんはこうしたひと手間を惜しまず提案してくれます。そんな調理師さんたちに毎回教えられることも多く、私たち管理栄養士は感謝の気持ちでいっぱいです。そして、調理師さんからも「管理栄養士さんって、いつも献立を考えるのは大変なのですねぇ」という感想を聞きました。こうしたイベントを行うことは、管理栄養士と調理師のお互いの仕事に対する理解を深め合うことにもなり、最終的によりよい食事を提供することへもつながっているのです。
食事の時間が、よりいっそう患者さんの日々のたのしみとなるように。
それでは、次回をお楽しみに!